碑めぐりを続ける中で、6年生の子どもたちの心の成長を感じる、とても素敵な一幕がありました。記念写真を撮ろうとしたときのこと、ある児童がふと「……ここでピースしていいのかな。」とつぶやきました。その言葉に、周りの友達もハッと表情を引き締め、そっとカメラに向かって真っ直ぐな視線を送ってくれました。ピースサインを引っ込めたその手からは、この場所が持つ重みや、亡くなった方々への敬意が自然と溢れ出ていました。ただ知識として学ぶだけでなく、今自分がいる場所の意味を自分の心で考え、相手を思いやる。そんな子どもたちの真剣な眼差しで慰霊碑を見つめる姿に、引率の教員も深く胸を打たれました。



